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久喜の提灯祭りと靖国神社へ その二

  • 遠林健一郎
  • 2018年10月24日
  • 読了時間: 5分

2日目。

大宮の宿を後にした私は、そごうで埼玉土産を無事買うも、炎天下の下で、輸送手段に四苦八苦し、当初の予定の大幅な変更を余儀なくされた。

事情により、途中で立ち寄った秋葉原。

マリカーしてる人たちがいた。

悔しいので、調べをつけておいていた、Deep食堂でお昼にした。

電気街からもほど近い、路地裏にひっそりとある。

この日は15時ぐらいまで、銀座巡礼をするつもりでいた。

バラエティ番組の、食べ歩きなどでよく登場する、戸越銀座を始めに、大井銀座や谷中銀座、尾久銀座、十条銀など、"銀座"あやかり商店街を、一挙に廻ろうというもの。

しかし、日程が押しに押した結果、戸越銀座をねじ込むぐらいしかできそうにない。

五反田から、東急池上線で、一駅はさんですぐ。

戸越銀座駅で降りると、すぐに踏切が見え、商店街をぶった切るように線路が続いている。

いかにも狭い、東京らしい光景。

夕刻が近づいてきているので、西日が眩しい。

東西にかなり長い商店街は、スーパーも2店立地。

個人のお店屋さんと、共存できているところが、これまた素晴らしいね。

中と外の垣根のない居酒屋で、夕方の早い時間帯から、女性が1人で呑んでいる。

この普段着感、落ち着いた感じ、最高だ。

繁華街で呑むのとは、また違った味があるのやもしれぬ。

短時間ではあったけど、念願だった戸越銀座ブラつきも済み、この旅2つ目の祭りへと向かう。

半蔵門線、九段下の駅で降りると、地下通路からすでに、案内のプラカードを持った誘導員が、声高に盛んでいる。

地上に出ると、某一般社団法人の方々が、好機とばかりに、刊行物配り立ちんぼしている。

お膝元だからしかたないか・・・。

横断歩道を渡り、靖国神社の境内へ入っていく。

広い参道を歩いていくと、まず目に飛び込んできたのは、盆踊りであった。

千代田区の盆踊りらしく、最初は花笠音頭、炭坑節、そしてもちろん東京音頭など、オーソドックスな盆踊りだったけど・・・。

ここでも、荻野目洋子のあの曲がさく裂した。

年輩のおばちゃんたちが、「ダンシング・ヒーロー」で、ぎこちなく踊っているのには、少し笑ってしまった(笑)

さすがに、trfやらBon Joviなんてのはなかったけどね。

まだ、あたりは明るい。

提灯が、その本領を発揮し始めるのは、もう少し時間が経ってから。

門には、仙台七夕も彩りを添える。

門をくぐると、大型提灯から小型献灯へと変わる。

外人も多い。

日本各地からの献灯。

重奏的に重なり合う灯りは、実に見事。

有名人、ようは各界の名士と言われる人々の献灯は、横長の四角いもの。

松本零士先生は、目の描き方ですぐわかった。

「ぽっくんも献灯するとばぁい!!」(笑)

昔はよく、ゴー宣読んでた。

よしりんの著作のおかげで、私の論理的思考は鍛えられた、と言っても過言ではないかも。

最近は、時間のなさと、文字数に疲れるので、トンと御無沙汰。

この他、漫画家では「ドーベルマン刑事」の平松伸二先生とか、角界からは著名力士が名を連ねていた。

大陸から来ている力士や、外国人力士は、どんな思いで献灯するのだろう?

ズラリ並んだ献灯で、段々と幻想的になってきた。

撮影時は気付かなかったが、奥で見守っているのは、法政大学のビルだ。

某団体の和太鼓パフォーマンスは、人垣でこれがやっと。

門を出る。

インスタ映えとばかりに、シャッターを切る人たち。

大型提灯もより幻想的に。

盆踊り会場もこの賑わい。

マナーの悪さから、一時中断していた露店も、今年から復活したようで、人混みに拍車をかけたのかも。

見世物小屋なんかもあったらしいから、見れば良かったな。

後日、YOUTUBEで検索したら、蛇喰い女のショーだった。

東京って、改めて不思議な町だと思った。

摩天楼があれば下町情緒もある、最新があれば昭和レトロもある。

この狭い東京都というエリアに、相反するはずのどちらもが、喰い合い過ぎることなく、共存している。

このスポットライト。

近くで見ていたら、何を照らしているのか、全然予想もつかなかった。

振り返ってみると・・・。

何かを照らしているんじゃない。

それ自体が演出なんだ。

そう分かった。

靖国神社の発表だと、祭り期間中には40万人は人手があるらしい。

しかし、私が歩いた印象では、戦争体験などをしてそうな、お年を召した方などよりも、圧倒的多数に近い形で、若者の方が多い。

後日、ネットの考察記事を調べていたら、密着取材した人の、こんな考察があった。

「どの時代の友達とも会うことができる、合同同窓会のようなもの」EndFragment

なるほど、都内、東京近郊出身者なら、あらかじめ連れ立って行かなくても、そういう状況にはなれそうだし、中学校、高校・・・等々、それぞれ個別の同窓会に出るよりは、楽ってわけか。

こうして、靖国神社のみたままつりを後にした。

その後、新橋まで移動し友人と再会。

飲み屋に入ったが、新橋の飲み屋のボリュームは半端ない。

地方の飲み屋の、うるささの10倍はいっている。

声が低く、通らない、私は会話をするのもやっと。

まず、正確に聞き取るのさえ、少し大変。

そんなこんなで、友人が今流行の、サイファーなどをしているという、公園で腰掛けながら、しばしチルな時間を過ごした。

彼も、ここでのサイファーにはよく参加しているらしい。

東京駅へ。

バスのギリギリの時間まで、友人と過ごし、私は東京を後にした。

EndFragment

 
 
 

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