南部の男、伊達藩のお祭りに行く その二
- 遠林健一郎
- 2017年8月5日
- 読了時間: 3分
5月21日朝、早起きして朝陽の撮影でもしようかと考える。
ネカフェ入りしてから、夕陽や朝陽の美しいスポットも検索していた。
ビル立ち並ぶ都市風景と、朝陽のコラボは最高だろうし、遠征時にしか撮影できない。
天気も期待できる。
ただし、この時期の日の出時間は早くなってきているので、正直起きれるかが若干不安要素。

何とか目を覚まし、朝の外出をする。
仙台駅まで向かう、道中風景は朝陽は眩しい。
日の出からはとっくに時間は経ってしまっていた。
結局、近場で電車+徒歩圏内の、太白区にある愛宕神社を選んだ。
地下鉄南北線を愛宕橋で降り、国道256号で広瀬川を渡ると、もう近い。
とは言え、昨日歩き倒しの身に、朝の階段上りは辛いものがある。
朝飯もまだだ。
朝飯を後回しにしたのは、食べてすぐの歩き倒しは身に堪えるから。
具体的言うと、腸が刺激され排便促進が高まり、下り龍パターンが私には多い。
特に夜勤明けや、明けで頑張った日の翌日などは、食す物やその量次第で胃もたれ等が起きやすかったり、下り龍になりやすかったりする。
鉄道が主要交通手段の生活圏では、繋ぎとして徒歩も連動してくるから、大変だな、と思った(これは、後の千葉・東京遠征で再実感することになる)。

なるほど、確かにここは見晴らしがいい。
さして高い場所でもないけど、仙台駅前のビル群がきれいに見渡せる絶好のスポット。
境内に、展望スペースといえる東屋のようなものが整備されていて、そこからの眺めを私は楽しむ。
帰り支度を始めると、数人のご老人方が境内に集まって来ていた。
イチ、ニッ、サン・・・。
ラジオ体操らしい。
ほのぼのとした朝の光景を横目に見ながら、上ってきた階段を下り、駅へと戻る。
愛宕橋駅前には半田屋があって迷ったけど、「選択肢が1つより・・・」ということで、結局そのまま仙台駅前まで戻ることにした。
仙台駅前に着いた時、ふと閃いた。
「そうだ、朝市に行って見よう。リーズナブルな市場食堂で、朝飯も食えるはず」
そう考えがまとまると、足も速くなる。
エンド―チェーンのイー・ビーンズが見えてきたら、もうすぐそこである。
しかし、当ては見事に外れた。
「あれ、どこも開いてない・・・」
どの店も一様にシャッターが下りている。
人気もなく、開店前といった雰囲気も見られない。
少し様子を伺ったけど、店の関係者が搬入等で出入りする様子も見られず・・・。
諦めて、駅前を徘徊した(後で知ったことだけど、この日は朝市は休みだったらしい)。
昨夜レーザービーム撮影の練習をした、愛宕上杉通りの歩道橋のふもとで、チェーン店を見つけ、朝定食に箸をつけた。
何とか腹ごしらえも済み、宿に戻って引き払うと、アーケード街周辺を歩き回って、風景観察や撮影をして歩く。

特に、仙台はグラフィティの類が多い記憶があったので、いいものは努めて記録した。

よく見ると、駅前のあちらこちらで見かけるグラフがよくある。
まぁ、一種のマーキングと考えれば、当然っちゃ当然か。

この駐車場のは、一つ一つをきれいに撮りづらかったけど、なかなか手も込んでいて良かった。
こんな感じで、青葉まつり本祭日午前の、小さな町探索は終わった。
続く
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