南部の男、伊達藩の祭りに行く その一
- 遠林健一郎
- 2017年8月5日
- 読了時間: 4分
デコトラ・イベントの記事を挟んだので、完全時系列は崩れたけれど、5月の青葉まつりに合わせた仙台遠征の様子を報告したい。
ってか、遅すぎだろw
仕事上がり、午後一の便を待って、県交通の高速バスに飛び乗る。
仙台までの運転はお任せ。
自分は昼寝してりゃあいい。
あまり寝れなかったけれど。
さて、5月20日は祭りの初日で、宵祭りの日。
中央通り(ハピナ名掛丁、クリスロードの辺りを指す)やサンモール一番町、ようは仙台のアーケード街で、日中からすずめ踊りの流し踊りはされるらしい。
中央通りの流し踊りは、バスが着いた時点でもう終わってるから、物理的に無理だし、「祭=夜」イメージがこびり付いている私は、定禅寺通りでの宵祭りからガッツリカメラを構えることにした。
日中の流し踊りは、「出会ったら眺める」程度の気持ちで、アーケード街をぶらぶらと歩く。
どこをどのように歩いていたかは、正直詳しく覚えていない。
すぐに書かないからこうなるのだ(苦笑)
ただ、壱弐参(いろは)横丁や東条市場など、路地裏を歩いた記憶はある。
東口の、「くろく」というラーメン専門店で昼を食べた記憶があるのだけど、日程的にたぶんこの時だったと思う。
海老塩ラーメンは最高に旨かった。
さて、歩き倒しで疲労も少し出てきた頃には、時間もちょうどいい頃合いになり、定禅寺通りへ。
今になって回想してみると、本まつりよりは程よい人の入りだったように思う。

伊達正宗公を先頭に、行列が通りに入ってきた。

宵祭りには確か3台の山鉾が出たと記憶してるけど、これはそのうちの1つ、正宗公鉾。
仙台山鉾が1つ残念な点は、お囃子が付属しないこと。
すずめ踊りを伴って運行されるから、パッと見には気づきにくいかも知れないが、山鉾巡行専用のお囃子はないらしい。
お囃子を伴って練り歩く様こそ、「これぞ祭り!!」って感じがするのは否めないので、その点だけは少し物足りなさを感じ得ない。
ただ、東北地方で「山鉾」と称するのはここだけかも知れない点は貴重。
私の知る限り、「山車」「屋台」「曳山」「ねぶた・ねぷた」の呼称が一般的で、「曳山」と呼ぶ秋田県のものにしてみても、その実態は東北特有の人形山車に近い。
西日本の祭りでイメージされる曳山とは、また趣が異なる印象を強く受ける。
青森県の下北半島周辺の祭りも、調べてみる余地が残るけど、上記のどの系統にも属さないこの仙台山鉾は、唯一無二的存在感は放っている。

NTTのすずめ踊りと山鉾が続く。
いつも思うのだけれど、 西日本はどうか知らないけど、こういう山車や曳山、鉾などが町内単位でなく、企業単位で運行される場合って、NTTとかJR東日本とか、かつての国営企業的なものがよく出てくる。
一定以上規模の、大きな企業でないと、自前で用意して運行することが容易ではないのだろうけれど、やっぱ今も昔も、公に属するものへの、信頼感、安心感っがデカいってことの表れなのだろうか。

こちらはJRの山鉾。

賑やかな、すずめ踊りの面々。

すずめ踊りのお囃子太鼓は、小気味のいい、踊り出したくなるようなお囃子。

子供たちも元気に踊る。

締めのポーズもバッチリ決まったすずめたち。

夜間巡行を終えた山鉾が、アーケード街に帰っていく。
祭り中はパレード時以外、アーケード街各所に生態展示されるらしい。

定禅寺通りの中州的場所は、記念撮影で盛り上がる。
宵まつり終了後は、宿を先に固める。
もちろん、定番のネットカフェ。
GRAN CYBER CAFE b@gusに初挑戦。
途中外出も可能で、私は国分町やらアーケード街を徘徊したり、夜のエサ探しをした。
こういう時って、さんざ歩いたりしてて疲労蓄積してるのに、出歩いてしまうんだよな。

サンモール一番町に静態展示された、山鉾の一つを遠くに眺める。
大量の絵馬が、側面に飾られている山鉾だ。

三脚は荷物になるから持ち歩かなかったけど、愛宕上杉通り辺りの歩道橋で、スロー撮影によるレーザービームの練習も少しした。
レーザービームの撮影って、一にも二にも、明かりが多く交通量の多い、都市部のほうが画になるんだよね。
続く
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